業務効率化の先にある、お客さまの事業成長を支える
「楽楽販売」は、見積作成、受注、発注、請求、原価・売上管理など、企業活動の根幹となる販売管理を一元管理し、業務を自動化・効率化するクラウド型システムです。
販売管理において重要なのは、商品やサービスの売上や原価を管理し、どれだけ利益が出ているのかを把握することです。こうした収支を正確に捉えることで、迅速な経営判断につながります。「楽楽販売」は、販売管理業務を効率化するだけでなく、こうした経営判断を支えるシステムでもあります。
販売管理業務を一元化することで、業務の品質やスピードを高め、属人化を防ぎながら、収支をリアルタイムに把握できるようになります。その結果、状況に応じた経営判断を迅速に行い、請求漏れなどによる収益機会の損失を防ぐことにもつながります。業務効率化にとどまらず、お客さまの事業成長に貢献することが、「楽楽販売」の提供価値だと考えています。
「楽楽販売」の強みの1つが、カスタマイズ性の高さです。 お客さまの業務フローや課題に応じて柔軟にカスタマイズでき、複雑なプログラミングを必要としないノーコードで、自社の業務に合わせた 設計・構築ができます。販売管理の業務フローは企業ごとに異なるため、こうした柔軟性は大きな強みです。
もう1つの強みが、「人」です。販売管理業務に関する専門性を持つ営業、カスタマーサクセス(以下、CS)、プロダクト企画などのメンバーが、お客さまの課題に向き合っています。導入・運用を支援するだけでなく、そこで得た知見をプロダクトの改善や新機能の開発にもつなげることで、プロダクトと人の両面から、お客さまが実現したい販売管理を支援しています。
強固な事業基盤を生かし、次の成長フェーズへ
「楽楽販売」は累計導入社数が6000社を超え、クラウド型販売管理システムの売上シェアNo.1を獲得しています。一方で、国内にはいまだに原価や売上の管理を表計算ソフトやレガシーシステム、手作業で行っている企業が数多くあります。そのため、転記ミスや集計ミス、請求漏れなど、販売管理に課題を抱えている企業も少なくありません。
こうした状況からも、私たちが「楽楽販売」を通じて支援できるお客さまは、まだ数多くいらっしゃると考えています。クラウド型販売管理システム市場も、今後さらなる成長が見込まれています。
そこで「楽楽販売」では、今後3年間を新たな成長フェーズと位置づけ、売上高や利益、LTV(顧客生涯価値)などの指標において、チャレンジングな目標を掲げています。
その実現に向けて取り組んでいるのが、支援できるお客さまの裾野を広げること、長く使い続けていただける環境をつくること、そして「楽楽販売」をより広い業務で活用いただくことです。こうした課題を解いていくうえで重要になるのが、近年力を入れている「AI×人」の取り組みです。

アシストAIとCSの連携で、「楽楽販売」をより使い始めやすく
先にもお話しましたが「楽楽販売」はカスタマイズ性が高く、お客さま自身で業務に合わせて設計・構築できることが強みです。実際に、自社の業務に合わせてカスタマイズし、活用いただいているお客さまも多くいらっしゃいます。
一方で、システムの設計や構築に慣れていないお客さまにとっては、この自由度の高さが使い始める際の難しさにつながることもあります。より多くのお客さまに「楽楽販売」を活用いただくためには、こうした難しさを解消していくことが重要だと考えています。
そこで「楽楽販売」では、設計・構築を支援する「アシストAI」を実装し、継続的に機能をアップデートしています。
アシストAIとの対話を通じて、お客さまの業務フローや要件を整理し、それに適したデータベース構成などを提案します。さらに、提案した内容をもとに自動で構築する機能も実装しています。専門的な知識がなくても、設計・構築を進めやすい環境を整えています。
お客さま固有の要件や課題については、販売管理の専門性を持つCSが設計・構築を支援します。汎用的な部分はAIが支援し、お客さまごとに異なる部分は人が向き合う。この「AI×人」の組み合わせによって、より多くのお客さまが「楽楽販売」を活用しやすい環境をつくっていきたいと考えています。
商材や企業規模を問わず、ご支援できる領域を広げる
アシストAIの実装や機能拡充については、2025年春ごろから本格的に推進し、約1年間で5回のアップデートを重ねてきました。
直近のアップデートでは、製造業や卸売・小売業など、有形商材を扱う企業の販売管理にも対応できるよう、AIがデータベース構成を提案・自動構築する機能を拡充しました。これまでは無形商材を扱う企業の販売管理を得意としてきましたが、対応領域を広げることで、より幅広い業種で「楽楽販売」を活用いただけるようになっています。
さらに、有形商材の販売管理で重要となる在庫管理についても、機能の開発を進めています。これまで「楽楽販売」が得意としてきた領域から対象を広げることで、より多くのお客さまの販売管理を支援できると考えています。
企業規模の面でも、「楽楽販売」はこれまで中小企業を中心に利用いただいて来ましたが、現在はより規模の大きい企業にも活用いただけるよう、 プランの再構築やセキュリティ・運用支援体制の強化を進めています。
商材や企業規模など、これまで「楽楽販売」が十分に対応できていなかった領域にも対象を広げていく。こうしたプロダクトやAI、サポート体制の進化を通じて、より幅広いお客さまの販売管理を支えていきたいと考えています。

戦略の実現に向け、新たな組織・体制づくりを進める
経営学者のアルフレッド・チャンドラーが「組織は戦略に従う」と説いたように、これまでお話ししてきた戦略を実現するためには、組織も変えていく必要があります。「楽楽販売」の組織は、今まさに変化の途中にあります。
まず進めているのが、CS部門の体制変更です。その1つとして、導入支援(オンボーディング)と運用定着や継続的な利用促進(オンゴーイング)に担当を分けました。これまでは1人のCSが導入から運用まで一貫して支援していましたが、両方を担当すると、それぞれのフェーズに十分に集中できないことがあります。そこで、導入支援と利用促進を分け、それぞれの役割に集中できる体制にしています。
導入支援チームは、AIを活用しながら初期の設計・構築を支援し、スムーズに利用を開始できる状態をつくります。利用促進チームは、利用状況を確認しながら、お客さまの業務の変化に応じた活用提案を行い、「楽楽販売」をより広く活用いただけるよう支援します。
もう1つ、CS部門では「プロフェッショナルサービス」の専門組織も立ち上げました。お客さまの中には、自社で設計・設定・構築を進めるための時間や人員が不足しているケースがあります。そこで、ラクスが設計・設定・構築を代行するサービスを専門組織として強化しています。今後は導入時だけでなく、運用中の設定変更などにも支援の領域を広げていく予定です。
営業組織についても、新たな体制づくりを進めています。中堅企業向けの営業チームを立ち上げたほか、地方での販売を広げるため、パートナーチャネルの整備にも取り組んでいます。さらに、プリセールス部門の立ち上げも進め、より幅広いお客さまに「楽楽販売」を届けられる体制を整えています。
今後は、AIが担える領域をさらに広げることで、CSがお客さま固有の課題解決や業務改善の支援など、より専門性の高い領域に注力できる体制を目指しています。AIに任せられる部分はAIに任せ、人だからこそできる支援により多くの時間を使う。そうすることで、お客さまへの支援をさらに深めていきたいと考えています。
当事者意識を持ち、自ら事業を動かす
新たな戦略や組織変革を進め、事業をさらに成長させていくためには、これまで築いてきた強固な事業基盤を生かしながら、スピード感を持って新しいことに挑戦していく必要があります。今の「楽楽販売」は、既存のやり方にとらわれず、新しいことを次々と仕掛けていくフェーズにあります。
私自身、事業部を統括する立場として、意思決定のスピードを高め、メンバーが動きやすいように裁量を委ねることを意識しています。実際に「プロフェッショナルサービス」では、チームのリーダーとメンバーが主体となり、サービスの企画や収益モデルの設計を進めています。
ラクスの「リーダーシッププリンシプル」の1つに、「自分自身の会社だと思う」という言葉があります。これから加わる皆さんにも、当事者意識を持ち、自ら課題を設定して解決することで、組織や事業の戦略ゴールに貢献する経験をしてほしいと思っています。
営業やCSなど、それぞれに担う役割はありますが、自分の担当領域だけにとどまらず、事業を自分ごととして捉えて取り組む。そうすることで、自分の仕事が事業の成長につながっているという「手触り感」を得られると思います。こうした経験を通じて得られる視野やスキルは、今後のキャリアにおいても強みになるはずです。
事業も組織も、これからさらに変わっていきます。その変化の中で、自ら考え、行動し、事業の成長に向き合える方と一緒に働きたいと思っています。

※所属・役職はインタビュー時点(2026年9月)のものです。