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請求書をエクセルで管理する方法とは?発行・受領側の手順と重要性

請求書をエクセルで管理する方法とは?発行・受領側の手順と重要性

こんにちは!「楽楽販売」コラム担当です。
エクセルを使い、取引先への請求管理(請求書の発行・入金確認)、仕入・経費に関する請求書管理(請求書の受領・支払い管理)をそれぞれ行うことは可能です。しかし、取引先が増えるにつれて、紙や電子など送付・受領方法が混在し、管理しきれなくなるケースも少なくありません。

「請求書をエクセルで作成するのが大変」「控えがすぐに見つからない」「入金確認が遅れる」「支払い漏れが起きそうで不安」といった悩みは、多くの経理担当者の方が直面する代表的な課題です。

本記事では、請求書をエクセルで管理する具体的な方法を、発行側・受領側それぞれの手順に分けて整理します。

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この記事の目次

    請求書をエクセルで管理する方法【発行側】

    請求書をエクセルで管理する場合は、「請求先の整理」「テンプレート化」「控えの保存」「入金確認」が重要です。ここでは、エクセルを使って正確に請求書を発行するための方法を解説します。

    関連記事はこちら 請求管理業務とは?仕事の流れと課題、システム導入のメリット

    手順1:エクセルで請求先一覧を作成する

    請求書発行業務の管理基盤として、請求先情報を整理・整備するとともに、請求先ごとに発生している請求明細を抽出・集計する作業を行います。これにより、「どの請求先に」「何を」「いくら請求するのか」を事前に整理でき、請求書作成時のミスや手間の削減につながります。
    特に取引数が多い企業ほど、この整理が後の業務効率を大きく左右するため、エクセル運用の第一歩として丁寧に行いましょう。

    ▼項目例

    会社名
    担当者名
    メールアドレス
    送付先住所
    締日
    支払日
    支払方法

    ※項目形式を統一し、表記ゆれをなくす
    ※月ごとや取引先ごとに請求内容(商品、金額、支払日など)を整理する
    ※取引条件が異なるもの(サブスクリプション、都度請求など)は、請求方法や請求先が異なる場合があるため、契約・管理上の区分を分けて整理するのが一般的

    手順2:請求書を作成する

    続いて、請求書のテンプレートを整備します。フォーマットを統一しておくことで、担当者が変わっても同じ手順で作成できるほか、チェックポイントも明確になります。

    ▼項目例

    請求書番号
    発行日
    取引先情報
    品目
    単価・数量
    消費税
    請求額
    インボイス登録番号
    取引日
    消費税率(軽減税率かどうか)

    ※金額や消費税の計算は数式で自動化し、手入力を避ける
    ※テンプレートを「原本」として固定する

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    手順3:発行した請求書の控えを保存する

    発行した請求書の控えを請求先別・月別などで整理するフォルダを作成します。ファイル名のルールを決めておくと、検索しやすくなるためおすすめです。

    <ポイント>請求書の保存期間について

    請求書やその控えは、法人では原則として7年間(条件により10年間)の保存義務があります。請求書は税務調査や監査における重要な書類であり、所在が不明瞭では、業務だけでなく会社の信頼にも影響が及ぶため注意が必要です。

    【出典】「No.5930 帳簿書類等の保存期間」(国税庁)

    手順4:入金されているかを確認する

    「入金管理表」も用意し、請求データと入金実績を突合して確認(入金消込)しましょう。“ステータス管理”を設けることで、一覧の中から未入金分を素早く抽出できます。

    ▼項目例

    請求書番号
    請求金額
    入金予定日
    入金日
    ステータス(入金済み/未入金)

    ※照合のタイミングや更新ルールを定め、属人化を防ぐ
    ※入金チェックを定例化し、月次締め業務を安定させる
    ※手形受領の場合は、取立日・取立銀行の管理も必要

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    請求書をエクセルで管理する方法【受領側】

    ここでは、受領した請求書をエクセルで管理する方法を簡単に解説します。郵送やメールなどで届く請求書を正確に整理し、支払いまで確実に完了させましょう。

    手順1:支払管理表を作成する

    支払先一覧を準備し、受領した請求書の支払期日・金額・ステータスなどをまとめた「支払管理表」を作成します。

    ▼管理表の項目例

    請求書番号
    取引先名
    金額
    支払期日
    締日
    担当者
    ステータス(未確認/支払い済み)

    ※支払手形での決済がある場合は、決済日および決済銀行の管理項目を追加する

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    手順2:請求書の内容を確認し支払いを行う

    社内の承認フローに従い、必要な稟議・承認を経て支払いを完了させます。また、支払い完了後、管理表のステータスも忘れずに更新しましょう。

    手順3:受領した請求書を保管する

    請求書を保管する際は、保存方法や分類のルールを整備し、運用を統一しましょう。取引先や年月で分類する、ファイル名を整えるなどはもちろん、以下のような点にも注意が必要です。

    • オンラインで受領した請求書は、印刷せず電子データのまま保管する
    • 受領した請求書は、法人では原則として7年間保管する
    • インボイス(適格請求書)とそれ以外の請求書を区別して管理する

    【参考】
    「電子取引関係」(国税庁)
    「No.5930 帳簿書類等の保存期間」(国税庁)
    「インボイス制度について」(国税庁)

    保存方法や分類を誤ると、監査対応や税務処理に支障をきたす可能性があります。電子帳簿保存法やインボイス制度について詳しくは以下の記事をご覧ください。

    関連記事はこちら 電子帳簿保存法の電子取引とは?範囲や実施のポイントを詳しく解説

    関連記事はこちら 2023年にスタートした「インボイス制度」とは?対応するために必要なこと

    関連記事はこちら 電子帳簿保存法改正って何?経理処理において変わることをアップデートしよう

    発行側・受領側における請求書管理の重要性

    請求書は、発行側・受領側のいずれにとっても、適切な管理が求められる重要な書類です。売上や支払いに直結する情報であり、管理の精度がキャッシュフローの安定化や決算の負担軽減、取引先とのトラブル防止などに大きく影響します。

    加えて、請求書は監査や税務対応においても重要な書類です。保管期間や保管方法が定められているため、日常業務の中で整理・管理しておくことが求められます。

    関連記事はこちら 請求書管理や整理方法の基本とは?発行側・受領側それぞれの対応

    請求書の発行・受領管理をエクセルで行う際の課題

    請求書の管理をエクセルで続けていると、件数の増加に比例して作業負荷やミスのリスクが高まります。これは、発行側・受領側を問わず多くの企業で見られる課題です。

    ここでは、請求書管理をエクセルで行う際にどのような問題が起こりやすいのか具体的に解説します。

    取引件数が増えると作業も増えてしまう

    取引先が増えるにつれて請求書の発行、受領にともなう作業が増える点が課題です。エクセルは請求書管理に特化したツールではなく、金額の確認や入力の自動化・効率化までは難しいため、手入力での作業が増え、ミスの発生にもつながります。

    データが増えると動作が重くなりやすい

    エクセルはデータ量が増加すると動作が重くなりやすい点も課題です。請求書管理では、大量のデータを長期に渡って保存するケースが多いことから、使用期間が長くなるにつれて使いにくくなる可能性があります。

    どうしても人為的ミスが発生してしまう

    エクセルを使った請求書管理では、数字の入力や確認を人が行うため、入力ミスや確認漏れ、転記ミスといったヒューマンエラーが避けられません。誤操作によるファイル削除や上書き、ステータス更新の失念により、請求漏れや支払い漏れが発生するケースも考えられます。

    関連記事はこちら 請求業務を効率化するには?請求管理システム導入のメリットをご紹介

    エクセル請求管理の限界サイン

    エクセルでの請求管理は、取引数や請求件数が増えると、ミスや遅延が目に見えて発生し始めます。

    以下の項目に複数当てはまる場合、エクセルによる請求書管理が限界に近づいている可能性があります。

    1)ファイルのバージョンが不明
    ・請求一覧や入金管理表が複数存在している
    ・どのファイルが最新版かわからなくなったことがある
    ・更新内容が反映されていないことがある

    2)ミスや確認作業の増加
    ・請求金額や内容の入力ミスが月次で発生している
    ・別ファイルへの転記漏れが起きたことがある
    ・ステータス更新を忘れ、請求漏れや支払い遅延が発生した

    3)業務負荷の増加
    ・月末の請求書作成に数時間以上かかっている
    ・入金消込に半日〜1日程度要している
    ・集計が遅れ、月次締めが後ろ倒しになっている

    4)ファイルの動作や安定性の不安
    ・ファイルの開閉や保存に時間がかかる
    ・フリーズや動作不良が頻繁に起こる
    ・ファイル破損やデータ消失を経験したことがある

    こうした状態が続いている場合は、請求管理の専用システムの導入を検討し始めるタイミングと言えるでしょう。

    請求管理をシステム移行するための具体的な導入ステップ

    エクセル運用から請求管理システムへ移行する場合、段階的な切り替えが成功の鍵です。準備不足のまま導入を進めると、現場の混乱や運用定着の失敗につながるため注意しましょう。

    ここでは、エクセルの整理から本格システム導入までのプロセスを3つのステップに分けて解説します。

    STEP1. エクセル最適化

    システム移行の第一歩は、既存の請求情報のエクセルを整理し、データ基盤を整えることです。データ形式や管理ルールが乱れたままでは、システム導入後も運用が定着しにくくなります。請求データの形式をそろえ、エクセル運用の土台を整備しましょう。

    ▼実施内容例

    • 請求管理と売上管理を統合
    • 請求Noで入金管理と紐づく形に整理
    • 顧客マスタ・商品マスタを作成し、表記ゆれやリンク切れを排除
    • 計算の自動化(消費税・手数料・入金残高など)
    • 月次の締め処理ルールを明確化(担当者・締め日・承認フローなど)

    STEP2. 外部ツールとの連携による部分的な自動化

    エクセル運用が安定し、さらなる効率化を目指す場合は、外部ツールとの連携による部分的な自動化に進みます。いきなりシステムへ移行するのではなく、既存のエクセル管理を活かしながら、エクセルでは限界のある工程だけを外部ツールに任せるのがポイントです。

    ▼実施内容例

    • 請求書自動発行ツールとの連携
    • 請求データをCSVで取り込み、自動発行
    • SFA・会計・在庫システム・入金消込システムとのAPI連携
    • リマインドメールの自動送付
    • 部門別などの承認フローをクラウド上で運用

    STEP3. システム導入による請求管理全体の効率化

    エクセルと外部ツールによる部分的な自動化に限界が見えてきたら、請求管理全体をシステムで一元管理する段階に進みます。システムによって、請求管理を「個人の作業」から「組織の仕組み」へ進化させましょう。

    ▼実施内容例

    • 受注〜請求〜入金までのワークフロー構築
    • 顧客マスタ・契約情報のクラウド化
    • 案件別請求や月額請求の自動処理
    • 未収・売上の自動集計
    • SFA・会計・在庫システムとのAPI連携

    まとめ:エクセルで行う請求書管理の限界を感じたときの次の一手

    エクセルでの請求書管理に限界を感じ始めたら、管理方法を見直すタイミングです。

    エクセルは、すでに導入している企業も多いことから、請求書管理に利用されることも多いツールです。しかし、データ量の増加にともなう処理速度の低下やヒューマンエラーのリスクなど、使い続けるとさまざまな課題に直面します。より効率的に請求書管理を行うには、システムの導入がおすすめです。

    中でもクラウド型の請求管理システムである「楽楽販売」は、カスタマイズ性が高く、現在エクセルやメールで管理している社内業務をシステム化できます。請求書はもちろん、見積書や納品書、領収書など、あらゆる帳票の一元管理が可能です。

    >>>【事例】「楽楽販売」で請求データの作成~請求書発行までまとめて効率化!

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    自社の場合、どのような業務を効率化できるのか、どのような機能が備わっているのか気になる方は、事例を参考にしつつ、お気軽にお問い合わせください。

    エクセルでの請求管理でよくある質問

    Q. エクセルで請求書を管理するメリットとデメリットは?

    A. すでに導入されていることが多いため、初期費用がかからず、多くの人にとってなじみのある点がメリットです。一方で、入力ミスや重複、データ共有の手間など管理コストが高くなるというデメリットもあります。

    Q. 請求書管理をエクセルで効率化する方法は?

    A. テンプレート化・関数活用・一覧表の自動集計を行うことで効率化できます。マクロやVLOOKUPを使えば請求書番号や金額の整合性も管理可能です。ただし、扱える人が限られるため属人化しないよう注意が必要となります。

    Q. 請求書管理をエクセルで行うときの注意点は?

    A. ファイルの上書きやデータ破損リスクに注意が必要です。バックアップとアクセス権限の管理を徹底し、定期的な整合性チェックを行いましょう。

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    記事執筆者紹介

    • 監修中畑 慎博
    • 原価の道場株式会社 代表取締役
      原価管理の仕組みづくりについて、教科書通りのやり方ではなく、手間を掛けずに効率的に原価管理を行うか、良い意味での「手抜き」の仕方をアドバイスしています。原価管理を体験するゲームを、セミナー形式で開催もしています。(対象業種:製造業、建設業、運送業、IT業など)
      https://ka-consul.jimdo.com/
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